愛妾の寧子も思わず涙した、兼家との「最高の別れ方」

 そんな道兼とは対照的に「終わりよければすべてよし」となったのが、『蜻蛉日記』の作者で、財前直見が演じる藤原道綱の母だ。本名は不明だが『光る君へ』では寧子(やす

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