2.15両の戦車だけで戦車兵大連合と呼ぶ?
戦車兵大連合というからには、「戦車が数百両参加したのではないか」と想像するのが普通である。
実際はたったの15両だけであった。北朝鮮としては、少ないものを多く参加しているように写真で見せなければならない。
以前は、海岸沿い一面に戦車や火砲の10~20両(門)をいくつもコピペして、数百両(門)あるように見せかけていた。
だが、複写していたのが軍事専門家にばれていた。だから、今回はこれをやめて、その代わりに戦車を画面いっぱいに拡大する工夫を凝らして掲載している。
掲載されたのは、北朝鮮が公表したM1に酷似の戦車8両とT-72戦車7両、合計15両であった。
見えているのが15両だけで、実際はどこかに隠しているのではないかというと、そうではない。
北朝鮮は、有るものを隠して無いように見せたことは、核兵器や核物質以外過去にはない。合計たったの15両の戦車の参加を戦車兵大連合と言っているのだ。
写真3 演習に参加しているM1酷似戦車(上)とT-72戦車(下)
北朝鮮は、少ない戦車をより多くあるように見せたかっただろう。
だが、北朝鮮が保有するこのほかの戦車は「T-62・T-54/55型」車であり、ウクライナ戦争でも、ほとんど使われていない。
これらの兵器を見せると、各国の軍事専門家に笑われてしまうので、出せないという認識なのであろう。