ペースメーカーへの言及はタブーとされていた
かつて国内のマラソン競技においては、ペースメーカーの存在が公表されず暗黙の了解として取り入れられていたこともあった。
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ペースメーカーは選手にとってタイム設定の基準となるだけでなく、走りやすい状況を生み出す風よけ的な役割も果たす。そのためペースメーカーを投入することは、個人の力を競う場において、大会側が選手の記録向上を手助けする行為とも捉えられかねない。
こうしたことから日本ではペースメーカーに言及することは長らくタブーとされてきた。2003年に行われた「福岡国際マラソン」で初めて存在が公になったのである。