出会い系サイト(出会い系アプリ、マッチングアプリ)は若い人に広く浸透しているが、終(つい)のパートナーを探す「中高年婚活サイト(婚活アプリ)」も大いに盛り上がっている。良い相手に出会いたいと願う気持ちに年齢は関係ないが、なかなか交流やゴールに結び付かない中高年ならではの“残念ポイント”が至るところにある。
「自身の設定条件や対話スタイルを見つめ直して、満足する結果にたどり着いてほしい」――婚活沼にどっぷりはまった末に無事結婚にこぎ着けた女性ライターが、中高年婚活サイト&アプリのリアルをお届けする。(JBpress)
(水無月モル:婚活沼経験者、Webクリエーター)
婚活サイト&アプリに入会し、写真、自己紹介、希望条件などのプロフィール設定が終われば、いよいよ「ファーストコンタクト」。登録会員の中から“この人は”と思う人にメッセージを送ります。
これをやらなければ、何も始まりません。しかし、「そのメッセージじゃ、その後の交流につながらないよ!」というダメパターンをよく見かけます。
※プロフィール設定の失敗例はこちら。
プロフィール写真に正解はないがNGは確かにある
相手の希望年収がそれですか!?そりゃムリでしょ
出しても無駄なメッセージ
婚活サイト&アプリに入会した直後は、私のようなアラフィフの女性でも、けっこうな数のメッセージが届きます。実生活ではまず味わえない状況に驚き、もしかしてモテ期が来たのかしら?と少しばかりワクワクしました。
私が参加していたサイト&アプリでは、新規会員のプロフィールが一定期間目立つように公開されるからです(表示させない設定も可能です)。ところが、その期間をすぎるとぱたりとメッセージが途絶え、モテ期到来は大きな勘違いだったことに気づくのです。
入会当初は、毎日毎日届くたくさんのメッセージすべてにウキウキしながら目を通しましたが、残念だなと思うものがたくさんありました。
一番がっかりしたのは、
「はじめまして。よろしくお願いします!」
という一行だけのメッセージ。
きっと何人もの相手に同じ文言で送っているんだろうなと推測できますし、こちらのプロフィールを一文字も読んでいないことが感じられます。