出会い系サイト(出会い系アプリ、マッチングアプリ)は若い人に広く浸透しているが、終(つい)のパートナーを探す「中高年婚活サイト(婚活アプリ)」も大いに盛り上がっている。良い相手に出会いたいと願う気持ちに年齢は関係ないが、なかなか交流やゴールに結び付かない中高年ならではの“残念ポイント”が至るところにある。

「自身の設定条件や対話スタイルを見つめ直して、満足する結果にたどり着いてほしい」――婚活沼にどっぷりはまった末に無事結婚にこぎ着けた女性ライターが、中高年婚活サイト&アプリのリアルをお届けする。(JBpress)

(水無月モル:婚活沼経験者、Webクリエーター)

盛りすぎて“別人”になっては意味がない

 婚活サイト&アプリの活動で、自身をアピールするプロフィール作りはとても大切です。特に会員検索をした時に表示されるプロフィール写真は重要です。未知の相手を知るための多くの情報がそこに含まれているからです。

 適切でない写真を載せてしまうと、誰からも声がかからないという悲惨なことになりかねません。年を重ねてきた中高年は、ただ何気なく撮った写真でもサマになる若者世代とは違うのです。

 プロフィール写真に正解はありません。でも、NG写真は間違いなくあります!

 あまりに加工した写真はNGです。

 カフェではじめての待ち合わせ時、相手の顔があまりにも違うので、テーブルの下でスマホに表示されたプロフィール写真と見比べた、なんていう話も聞きました。実際に会ってみたらほぼ別人だったというのはネット系出会いのあるあるです。20年前の写真を載せていたとか、15kgぐらい痩せていたときの写真だったなんてこともあるようです。

 ネット内で完結する交流なら写真を盛るのはアリかもしれませんが、いずれはリアルに会うことが前提の婚活サイト。盛るのはほどほどに。普段の写真の中から奇跡の一枚を選ぶのが吉というところでしょうか。

やっつけ写真やホラー写真は大きな損

 適当なよい写真もないし、とりあえず撮影しておくか…といった感じの自撮り写真もよくみかけました。