1月2日、韓国国会の第1党の「共に民主党」の党首・李在明(イ・ジェミョン)代表が刃物で襲撃されるという衝撃的な事件が起きた。
新年の挨拶のために釜山を訪問した李在明代表が加徳島新空港敷地を視察する現場で、10時27分頃、支持者を装って接近した不審者が李代表の首に刃物を向けた。その後、李代表が後ろ向きに倒れる姿がカメラを通じてリアルタイムで捉えられた。
犯人は現場で逮捕され、李代表は釜山大学病院で応急処置後、ヘリコプターでソウル大学病院に移送されて緊急手術を受けた。釜山警察庁は速やかに69人規模の特別捜査本部を立ち上げ、今回の事件に対する徹底した捜査を約束した。
殺意の原因は何か
韓国警察が発表した情報によると、犯人が凶器として使った17センチの刃物は、インターネットで購入した登山用ナイフで、犯行を容易にするよう改造されたものだという。
犯人は1957年生まれの男性の金某で、公務員として働いた後、10年ほど前に退職。現在は忠清南道牙山で不動産仲介業をしている。近況については、生活苦で7カ月分の事務室賃貸料が滞ったという報道も出ている。
被疑者は警察に「殺そうとした」と自白したというが、警察はその理由については発表していない。