- NHKは、ニュースウォッチ9を巡る問題で謝罪し関係職員の処分を発表した。新型コロナのワクチン接種後に家族が亡くなったと訴えている遺族を、新型コロナに感染して亡くなった人の遺族と誤認させるようなイメージ映像に編集して放送した問題だ。
- NHKはワクチンに疑問を呈す声をほとんど取り上げず、アレルギーのある人でもワクチンを打つべきだという報道を流し続けた。
- 受信契約・受信料という特権を持つNHKが、自分たちが正義と信じることばかりを主張し続ける日本は、本当に民主主義や法の支配という看板を掲げるにふさわしい国なのだろうか。
(大崎 明子:ジャーナリスト)
NHKは7月21日、「ニュースウォッチ9」の5月15日における放送をめぐる問題で謝罪し、関係した4人の職員を14日の出勤停止や減給、譴責の懲戒処分にしたと発表した。
問題の放送は約1分間の動画。新型コロナウイルスワクチンの接種後に家族が亡くなったことを訴えている遺族に取材したにもかかわらず、ワクチンという言葉をまったく出さず、新型コロナに感染して亡くなった人の遺族と誤認させるようなイメージ映像に編集して放送したものだ。
この問題については、取材に応じたワクチン被害者の遺族と支援団体「繋ぐ会(ワクチン被害者遺族の会)」が、第三者機関であるBPO(放送倫理・番組向上機構)の放送人権委員会に申し立てをしており、BPOも6月から審議を開始している。
事件そのものについては、既に報道され、前述の繋ぐ会のホームページに詳細が出ているので、ご確認いただきたい。