さらに階段を上っていくと、また三毛猫が。一瞬「さっきの三毛猫がもうここに!」と驚いたのですが、よく似てはいるものの別の猫でした。

 階段を上った先は原っぱで、低い木の影で休んでいた猫が振り向きました。広く平らな場所なので、以前は大きな屋敷があったのかもしれません。

 次に会った猫は若い猫でした。姿勢を低くして近くに来てくれるのを待ちましたが、このあときびすを返しゆっくりと去っていきました。