こんにちは、世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回は、ポーランドの首都ワルシャワで出会った猫たちを紹介します。

 ワルシャワは、窓辺にいる猫との遭遇率が高いところです。壁のアイボリー色がピアノの白鍵で、漆黒の猫が黒鍵のようです。「黒鍵のエチュード」というショパンの曲が降り注いできたような感覚になりました。ここは、ショパンが生まれ育った街で、国際空港は「ワルシャワ・ショパン空港」と改名されています。

 ワルシャワの猫には、窓がよく似合います。少し開いた窓から外に出て、猫は大きなノビをしました。そのあと、窓辺を行ったり来たり。座りのよいところで丸くなって寝はじめました。

 日曜日の朝に出会った猫は、静かに公園の木々を見つめていました。ときおり聴こえてくる鳥のさえずりに耳を動かしながら、「今日はお休みだから、のんびりと過ごすんだ〜」と考えているようでした。