若い女性が猫と窓辺にいました。写真を撮りたいと声をかけると「恥ずかしいので顔を撮らないで」。そう言いながら、彼女は顔を猫で隠しました。
「ちょっと待ってて。もう1匹猫がいるから連れてくる」と中に入ったものの、「ダメだった。いやだって」。ところが写真をよく見てください。その猫が右の窓にちゃんと写っています。私もあとで気づいたのですが。
ワルシャワに着いた日の空は、厚い雲に覆われて、いまにも雨が降り出しそうでした。地面の様子から、少し前にも雨が降ったようです。ふだんは大勢の人が行き交うはずの王宮前広場も閑散としていました。
旧市街を囲む城壁の外側で暮らす猫は、さみしそうでした。