翌朝の天気は、うって変わって、明るい日差しが降り注ぎました。旧市街の石畳の上を歩く猫もうれしそうです。

 誰かと約束があるような面持ちで、猫が家から出かけていきます。

 そっと後ろをついていくと、先ほど会った猫が待っていました。この友だちに会う約束だったんですね。