こんにちは、世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。

 今回の訪問先はギリシャ、エーゲ海東部のドデカネス諸島です。といってもなじみのない名前でしょう。ドデカネス諸島の中で一番大きいロドス島(ロードス島)は、一時期聖ヨハネ騎士団が占領したこともあり、名前を聞いたことがあるかもしれません。

エーゲ海の東部にあるドデカネス諸島。ギリシャ領だがトルコの海岸に近い(Googleマップ)
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「ドデカニサ」は、ギリシャ語で12を意味します。定期船が就航するような大きな島が12島あることに由来しますが、実際には約150の小島があります。今回はその12島のうちのコス島とカリムノス島に出かけました。

 コス島で出会う猫たちはみんな体格がよくて、毛並みがよい猫ばかりでした。この猫は毛並みが整っていて、たぶん飼い猫。常に体をなでてくれる人がいるのでしょう。

 シッポがボサボサで汚れに頓着していないこの猫はノラ。こちらにしっかりとアイコンタクトをとって、危険でないと判断したようです。かなり人を見る力のある猫だと思います。

 コス島最大の町がコス。旧市街に面した円形に近い入江が港となっていて、プライベートボートや漁船が停泊しています。