ジャニスと並んで人気なのは?

 このジャニスと並んで、現在のCM界で人気を集めているのが、ビリー・ジョエル。

 彼は1993年を最後に新作アルバムのリリースが途絶えて(2001年にクラシック作品はリリース)いますが、人気は衰えていないロックアーティストでもあります。

 そんなビリーの曲が使われているのは、吉永小百合さんが出演しているキリンの「スプリング・ヴァレー」。

●Piano Man/BILLY JOEL

 ビリー・ジョエルの出世作にして、代表曲でもある1973年リリースの名曲です。場末のバーで歌うビアノ奏者の悲哀を歌った歌詞がビールのCMに最適と思ったのでしょうか。ワルツ調のナンバーという点もCMのテンポ感的にマッチしていたのかも。

 また、ビリーは同じキリンの「グリーンズ・フリー」のCM(坂口健太郎さんが出演)で別な曲が取り上げられています。

●Uptown girl/BILLY JOEL

 こちらは「ピアノ・マン」のちょうど10年後、1983年にリリースされた「Uptown girl」です。キリンのCM製作者は余程のビリー好きなんでしょうかね。

 ビリーが日本で知名度を上げたのも「STRANGER」という曲(当時、日本独自でシングルがリリース)が1978年にソニーのCM曲に採用されたことを鑑みるにCMと相性がバッチリなアーティストなんでしょうね。ちなみに「STRANGER」は1986年にホンダのCMでも取り上げられています。

 その「STRANGER」のように、様々な企業がCM曲に採用する例は結構あります。その中で、あくまでも筆者調べですが、人気曲ベスト3をご紹介しましょう。

 まず第3位は・・・