駐日イスラエル大使館経済部公使のダニエル・コルバー氏(筆者撮影)

 3月13日、東京・浜松町のシン・オープン・ラボで、イスラエルのスタートアップを招いたジャパン・イスラエル・イノベーション・コラボレーションが行われました。

 イスラエルはご存知のように中東にあるユダヤ人の国です。

 日本とイスラエルは、日ユ同祖論があるくらに、親密な関係であるといわれています。

 ユダヤ人の約半分は米国の、特にニューヨークに住んでいますが、それでもユダヤ人の国といえばやはりイスラエルでしょう。

 ノーベル賞受賞者で一番多いのはユダヤ人であり、勤勉なことでも知られています。

 軍事関係の企業も多く、安全保障やネット・セキュリティーに携わる企業が多いのも特徴です。

 私たちがよく使っている「二次元バーコード」もイスラエルの企業が開発したもので、元々は軍事関係に使われていました。

 さて、このイベントはイスラエルの革新的な技術やビジネスモデルを紹介し、日本とイスラエルのビジネス交流促進を目的としています。

 主催者である「OneLineベンチャーキャピタル」は、イスラエルのアーリーステージスタートアップに投資を行うベンチャーキャピタルファンドです。

 イスラエルの起業家50人がLP(Limited Partnership=リミテッド・パートナーシップ)として参加するシード専門のVC(ベンチャー・キャピタル)になります。

 近年、イスラエルでは多くの起業家がIPO(株式の新規公開)やM&A(企業の合併・買収)などでエグジットを達成しており、彼らは自ら起業家支援やエンジェル投資を行ってきました。