リーガルテック展での講演会(筆者撮影)

 2月24日に日経ホールで行われたリーガルテック展に参加しました。この展示会は、3年ぶりにリアルで開催され、8回目の開催となりました。

 企業の経営者層、法務・コンプライアンス・知財部門、弁護士、金融機関、公益経済団体の方々を対象にした、「法務・知財のDX」をメインテーマに各分野の専門家や実務家の講演です。

 また、最新のリーガルテックもブースにて紹介されました。

 講演の目玉は、米国弁護士によるチャットGPTの話です。

 また、多摩大学学長の寺島実郎氏が、デジタル資本主義や産業資本主義、金融資本主義など、様々な資本主義の形態が交錯する時代に生きているという話をされました。

 歴史的な転換点である77年をキーワードに振り返ると、グローバル化や資本主義の進展が徐々に進んできたことが分かります。

 日本はハードウエア産業を中心にして一本足打法で成長を続け、1994年には世界のGDP(国内総生産)の17.9%を占めました。

 しかし、最近では4.1%まで低下し、1人当たりのGDPでも台湾に抜かれる状況になっています。

 そのため、テクノロジーの力を活用して生産性を上げることが重要だとされています。

 以下の内容は、野口剛史氏と佐々木隆仁氏による講演の概要です。