レクサス新型RXの報道陣向け試乗会の様子(筆者撮影)

(桃田 健史:自動車ジャーナリスト)

 レクサスが今年(2022年)11月18日に発売した新型「RX」の報道陣向け公道試乗会に参加した。

 レクサスブランドのSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)である「RX」は1988年に北米市場に導入された。初代モデルから4代目モデルまで、2022年9月末時点で約95の国・地域で販売され、累計販売台数が約362万台に達するレクサスの主力製品である。

 5代目RXのチーフエンジニア、大野貴明氏は製品企画の方向性について「RXはレクサスのコアモデルであるからこそ、守りに入らず変革に挑戦した」と語った。

 試乗会では、まず最上級グレード「RX500h “F SPORT” Performance」を運転した。2.4リッターターボエンジンとモーターを組み合わせたパラレルハイブリッドシステムと、後輪駆動用のモーターやインバーターを組み込んだ「eAxle」(イーアクスル)による四輪駆動システム「DIRECT 4」を搭載する。価格はオプション装備なしの状態で税込み900万円というプレミアムSUVだ。