「大手町にできた新しいホテルにいます。快適ですね」
「何でも安くて驚きだ」
2022年10月に入って「3年ぶりに日本に来た」という韓国人の知人からこんなSNSが次々と来る。文面のあちこちから興奮した様子が伝わってくる。
実際に日本に行ってきたばかりの人は、「年末にもう一度行く」と話す。
50代の会社員男性は、親しい知人が韓国企業の日本駐在員で「東京に行って3年ぶりに会った」という。
新宿のデパートでは全員韓国人
「ゴルフに行っても、ホテルに泊まっても、居酒屋での4人合計の食事代も、みんな10万ウォン台だった。こんなこと、韓国で考えられない」
「デパートに行っても、スーパーに行っても何でも安い」
やはり、興奮気味に話す。
この男性は「新宿の百貨店に行ったらエレベーターの中にいたのが全員韓国人だった」と笑いながら話す。
また、ソウルの金浦空港に到着して荷物を待っていたらゴルフバッグがぞろぞろ出てくる。「ほぼ全部、韓国人がピックアップしていった」とも話す。
筆者の周辺だけでも、「日本に行ってきた」「来月、日本に行く」という声がどれほど多いことか。
知人や家族が行ってきた、近く行く、という話はあちこちで聞く。
「日本への旅行」は韓国でも相当なブームだ。
もちろん、直接のきっかけは、新型コロナウイルス感染症の流行を機に始まっていた様々な規制が解除になったことだ。