横浜赤レンガ倉庫で開催された「RED BRICK BEACH 2022 presented by BYD AUTO JAPAN」のBYD関連ブース(筆者撮影)

(桃田 健史:自動車ジャーナリスト)

 2023年から日本で乗用EVを発売すると発表した中国の自動車ブランドBYD(ビーワイディー)。はたしてBYDは日本のユーザーに受け入れられるだろうか?

 日中の気温が30度を下回り秋の気配を感じる8月後半のある日、観光スポットとして知られる横浜赤レンガ倉庫(神奈川県横浜市)を訪れた。「RED BRICK BEACH 2022 presented by BYD AUTO JAPAN」(2022年7月30日~8月28日)を取材するためである。

「RED BRICK BEACH」は、海を望む開放的なロケーションを活かして、毎年夏に横浜赤レンガ倉庫で開かれているイベントだ。今年はBYDの日本法人、BYDオートジャパンがメインスポンサーとなって実施された。

「RED BRICK BEACH 2022」の飲食スペースはビーチをイメージした砂地になっている(筆者撮影)

BYDのEVが低価格の理由

 入場無料の会場の入口には、BYDが2023年に日本で発売する予定の3モデルのEVが展示されていた。

横浜赤レンガ倉庫に展示された「ATTO3」と「SEAL」(筆者撮影)