6月15日現在で242万人のチャンネル登録者数を誇る人気YouTuberであり、ツイッターのフォロワー数も57万2000人を抱える“カリスマ”の朝倉らしいマイペースな一面を超大物メイウェザーと対峙しても臆することなく終始貫いた。

ボクシングルールになるのはほぼ確実、となるとメイウェザーが圧倒的に有利だが

 ただ、このエキシビションマッチは確かに注目を集めているもののマッチメイクに疑問を投げかける声も少なくない。

 現時点でルールは未決定とはいえ、ボクシングルールが採用されることは決定的。プロボクサーの現役生活から引退して以降、メイウェザーが行った3試合のエキシビションはいずれもボクシングに準じたルールの試合だ。リタイアしながらもハードなトレーニングは怠っておらず、神技的なディフェンス技術をベースにパウンド・フォー・パウンド最強のボクサーとして評価されていた実力は45歳でありながら錆びついてはいない。

 メイウェザーはプロボクシングで通算戦績は50戦50勝、史上初となる無敗での5階級制覇を成し遂げたレジェンドボクサーだ。朝倉とのエキシビションマッチ決定が発表された前日の6月13日には米ニューヨークで国際ボクシング殿堂入り式典に出席し、同殿堂入りの栄誉にも輝いている。ボクシング界で、その名を知らない者はいない。