朝倉未来(写真:Motoo Naka/アフロ)

 異色対決の実現が話題を呼んでいる。プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)と総合格闘家・朝倉未来が今年9月に日本の総合格闘技団体「RIZIN」のリングでエキシビションマッチとして対戦することが決まった。

 現地時間の6月13日に米国・ラスベガスで行われた会見はRIZIN FIGHTING FEDERATIONの公式YouTubeチャンネルでも生配信され、両雄は揃って登壇。同席したRIZINの榊原信之CEOによれば、正式な開催日、ルールなどは今月中に決定し、発表されることになるという。

「彼は8ラウンドももたない」

 会見ではメイウェザーが試合展開について「彼次第だ」と注文を付けて「金を払ってくれれば5ラウンドだろうが8ラウンドだろうがやる。もっとも彼は8ラウンドももたない」と“マネー”の異名を持つキャラクターを全開にし、持ち前のトラッシュトークで対戦相手の朝倉をこき下ろした。そして「今はエキシビションでの戦いを楽しんでいる。彼は倒しにくると思うが、私は楽しんで勝つ。9月には、それなりのエンターテインメントを届ける自信はある」などとも述べた。

フロイド・メイウェザー(写真:AP/アフロ)

 一方の朝倉は会見中、序盤の第1部では集まった現地メディアから質問が集中したメイウェザーの独演会となったこともあり、手にしていたスマホを操作しながら自身のツイッターに「メイウェザーマジで話なげぇ」と投稿する一幕もあった。さらにメイウェザーを前に堂々と「僕はMMA(総合格闘技)ファイターなので、世界に名前を売るために利用させてもらう。倒します」とも言い切った。