バッファローに飛んだバイデン
「アーバイン」には言及せず
米西部カリフォルニア州オレンジ郡アーバイン市近郊ラグーナ・ウッズ(人口1万6000人)のキリスト教会で5月15日、6人が死傷する銃撃事件が起こった。
(https://www.latimes.com/california/story/2022-05-17/laguna-woods-shooting-mainbar)
容疑者は親中国派団体に属していたラスベガス居住の台湾系米国人だった。
狙われた教会は「台湾独立」を支持する台湾系長老派教会。容疑者は過激な親中派の中高年の男だった。
高まる中国と台湾との対決がついに米国に飛び火し、中華民族社会におけるヘイトクライム(憎悪犯罪)がテロ化したのだ。
在米台湾系ジャーナリストのブライアン・ハイオ氏はこう述べる。
「銃器所有規制の厳しい台湾では起こり得ない事件だ。米国では、台湾の暴力団、竹聯幇が1984年、国民党政権の抑圧政策を批判し続けた台湾系ジャーナリストのヘンリー・リュウ氏を暗殺して以来のテロだ」
「中国による台湾併合を政治的信条にした中国人は台湾にもたくさんいる。だが台湾の独立を支持する者に銃口を向けたことはない。銃を野放しにしている米国のメンタリティーに毒された犯行としか言いようがない」
(https://www.aljazeera.com/news/2022/5/18/california-church-shooter-motivated-by-hate-for-taiwan)
台湾の蔡英文総統は、事件発生直後に犠牲者に対し哀悼の意を表明した。また粛美琴・駐台北経済文化代表部代表(事実上の駐米大使)を現場に急行させている。