5月22日は小栗終焉の地で「小栗まつり2022」開催
さて、5月は小栗忠順が斬首された命日月でもあることから、毎年、小栗終焉の地である群馬県高崎市倉渕町で「小栗まつり」が開催され、多くの人で賑わっています。
近代日本の基礎を築いた小栗公の功績を、多くの人々に紹介し、史実に基づいた正しい歴史認識と理解を深めてもらうというのがその目的です。
今年は5月22日(日)10時から開催され、筆者(柳原三佳)が、『開成をつくった男・佐野鼎(かなえ)』の取材から見えてきた小栗忠順との接点』というタイトルで講演を行う予定です。
*セミナー|ジャーナリスト 柳原三佳オフィシャルHP
https://www.mika-y.com/journalist/seminar/archive/?no=20220430113047
佐野鼎の日記や手紙の中に見られる小栗公との関係、また、佐野や小栗が遣米使節として見たであろう、1860年のアメリカの風景、現地で受けたカルチャーショックの数々を紹介する予定です。
ちなみに、東郷平八郎が小栗忠順の遺族に贈った「仁義礼智信」の書額や、小栗が斬首される折に烏川の河原まで乗せられたという籠は、東善寺に収蔵されています。ぜひ一度、東善寺に足を運び、実物を見て、小栗忠順という人物の功績と、その思いに触れていただければと思います。