「感情を爆発させる審判員」に対する選手・ベンチの警戒感
球界関係者の中からは、次のような、“審判恫喝問題”の悪影響の広がりを懸念する声も出ている。
「これからしばらくの間は、白井氏が審判を務める試合はファンから色眼鏡で見られるのは避けられないだろう。選手たちにしても、あの一件で札付きとなった白井氏に対する疑心暗鬼や警戒心が強まり、変に気を使うようになって委縮してしまい、プレーに影響が出る可能性は否定し切れない。
また、白井氏のジャッジを巡って、リクエストを要求したいようなケースがあってもベンチは躊躇してしまうかもしれない。佐々木にあれだけ瞬間湯沸かし器状態になった白井氏は自分のジャッジが正しいと思い込んでいる人物なのだから、リクエストでもしようものなら何をしでかすか分からないと不安がられるのも当然の話だ」
これだけ世間を騒がせて批判が殺到し、未だ事態鎮静化につながっていない事実があることを鑑みれば、やはり何らかの形で白井審判員にケジメをつけさせることは必要不可欠である――という指摘は球界内でも決して少なくないようだ。
コロナ禍やウクライナ紛争など暗い話題ばかりの世の中で、せっかく盛り上がってきた希望の光・プロ野球がプレー以外の騒動で水を差されてしまうのはもう御免である。