(数多 久遠:小説家・軍事評論家、元幹部自衛官)
ロシアによるウクライナ各都市へのミサイル攻撃が続いています。ミサイル攻撃はウクライナ西部の都市リヴィウへも及んでいました。
しかし、その攻撃は3月23日に突然停止します(3月26日から再開)。
理由は、ほどなくして判明しました。アメリカ当局者からの情報として、ロシアが使用する一部ミサイルの失敗率が60%にも及ぶことが報じられたのです。
ミサイルを分解・整備して攻撃再開?
この失敗率が異様に高いミサイルは、空中発射の巡航ミサイルとのことです。
ウクライナ西部を攻撃するミサイルには長射程が求められるだけでなく、搭載する母機にも長い航続性能が求められます。そのため、大型の爆撃機と空中発射の巡航ミサイルが使用されています。