今回の衆院選に新潟第5区で立候補し、当選した米山隆一氏。だが、新潟県知事時代の買春疑惑に対して、社会運動家のフェニミズムから批判の声が上がり、ツイッター上でバトルになっている。投資家、作家にしてシンクタンク、情報法制研究所研究員、政界ウォッチャーの山本一郎氏が、今回の騒動と家業の一つだった産廃処理を通して垣間見た米山氏の政治家としての実力を書き綴る。
【参考記事】
◎アパート大家の山本一郎が見た、安物件に集うコロナ下の人生模様(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66639)
◎不人気だったけど、日本人の命を救った菅義偉政権を惜しむ(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66849)
(山本一郎:投資家、作家)
今回の衆議院選挙、新潟第5区では無所属の米山隆一さんが当選されました。おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
その米山隆一さん、2018年に週刊文春の「新潟県知事『買春』女子大生の告白」という記事で、出会い系サイト「ハッピーメール」を通じて知り合った女子大生2人に、1回3万円、知事当選後は4万円を渡していた嫌疑をかけられ、前職の新潟県知事を辞任に追い込まれていました。
【参考記事】
◎新潟県知事『買春』女子大生の告白(https://bunshun.jp/denshiban/articles/b629)
政治家としては不適切な行為であったことは言うまでもないのですが、成人した男性と女性が、双方の合意で関係を持つこと自体は刑事罰の対象にはなりません。そもそも違法ではないんですよ。
むしろ、フェミニズムを語るのであれば、女性の自己決定権の結果として男性と関係を持つことは自立であり、解放の面もあることを忘れています。
その上、米山隆一さんの買春ネタを持ち込んだ女子大生はのちに問題のある慶應義塾大学の塾生(大学生)との関わりも取り沙汰され、事実上の「美人局(つつもたせ:底意のある女性を有力者に当てがって金品などをゆすること)」であったことが明らかになっています。事例としては、米山隆一さんは、悪意を持って雑誌にネタを売られた被害者の面もあることを忘れてはなりません。
米山隆一さんは新潟に生まれ、超難関進学校・灘高校から理系のトップである東京大学理Ⅲ(医学部)に進学した医師です。そこからさらに、医療倫理や法医学を目指して弁護士資格も取り、政治家としても新潟県知事にまで登り詰めました。私もモテなかった過去があるがゆえに、米山隆一さんが「勉強のできる非モテ」として慶應の悪い奴らに騙された顛末を、当時、しみじみと感慨深く見守っておりました。
そんな米山隆一さん先日、女性の社会参画運動などで活躍されている仁藤夢乃さんに、Twitter上で派手にDISられていました。
【参考記事】
◎【内ゲバ】米山隆一&室井佑月夫妻vs仁藤夢乃氏の熾烈なレスバトル。(https://togetter.com/li/1799922)