なかでもeVTOLは、「ホンダジェット」の機体開発やガスタービンの技術、またハイブリッド車やEV(電気自動車)の技術を直接応用できるため、実現の可能性が高いと考えられる。

機体は主翼が2つあるタンデムウイング型を採用し、広い乗員用キャビンを確保する。動力はガスタービンを発電機とするシリーズハイブリッド方式を採用。飛行性能は、最大航続距離が約400km、最大巡航速度が時速270km以上、巡航高度が6000~1万フィート、そして積載重量は400kg以上としている。
量産に向けては、2023年にアメリカでプロトタイプの飛行実験を開始し、2030年代には米連邦航空局(FAA)の認可取得に向けた量産機開発を進め、2040年代の社会実装を目指すという。
