2021年F1第16戦トルコGPの決勝レースを走るレッドブル・ホンダのマシン。ドライバーはマックス・フェルスタッペン(2021年10月10日、写真:AP/アフロ)

(桃田 健史:自動車ジャーナリスト)

 2021年10月21日、ホンダは「ホンダF1 2021シーズンクライマックス取材会」をオンラインで実施した。

 F1は昨シーズンから新型コロナウイルス感染症の影響で開催スケジュールの大幅な変更を余儀なくされ、今シーズンも鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)の「Honda 日本グランプリレース」は中止となった。

 ホンダは、今シーズンを最後に本田技研工業(本社)と本田技術研究所(研究所)が直接、研究開発や広報活動に関与する、いわゆる“ワークス”としてのF1事業から完全撤退することを明らかにしている。

 来シーズンは、現在F1エンジン供給しているレッドブル・レーシングがホンダF1パワーユニットを使いF1参戦を続ける。ホンダはパワーユニットのメンテナンス等を行うサプライヤーとなり、F1事業の規模は大きく縮小することになる。