(桃田 健史:自動車ジャーナリスト)
2021年10月21日、ホンダは「ホンダF1 2021シーズンクライマックス取材会」をオンラインで実施した。
F1は昨シーズンから新型コロナウイルス感染症の影響で開催スケジュールの大幅な変更を余儀なくされ、今シーズンも鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)の「Honda 日本グランプリレース」は中止となった。
ホンダは、今シーズンを最後に本田技研工業(本社)と本田技術研究所(研究所)が直接、研究開発や広報活動に関与する、いわゆる“ワークス”としてのF1事業から完全撤退することを明らかにしている。
来シーズンは、現在F1エンジン供給しているレッドブル・レーシングがホンダF1パワーユニットを使いF1参戦を続ける。ホンダはパワーユニットのメンテナンス等を行うサプライヤーとなり、F1事業の規模は大きく縮小することになる。