連載:少子化ニッポンに必要な本物の「性」の知識
男陰を松茸と呼ぶのは周知の通りだが、それは形がよく似ているためである。
『宇治拾遺一』にて橘守部は「男根を松茸といふ事、はやくよりの事也」、と綴っている。
男性の一物の弛緩と勃起との間に見られる変化は、人類の最先端技術を用いても、その複雑かつ緻密さにおいて開発は不可能な生物機転の勝利の賜物といえよう。
男根が勃起する場合、その部位によりその動態は異なる。
陰茎海綿体は長さも増すのだが、主として厚みも増す。すなわち形が変じて直立し、他の海綿体よりもはるかに強くなって直径が加増する。
血液を入れている空間が普段はほとんどが空の状態、あるいは沈衰し切っているゆえに、この変化は驚愕以外の何物でもない。
この複雑怪奇ともいえる勃起した一物の「被せモノ」であるコンドームに、人類は長きにわたり研究を重ねてきた。
だが、コンドームの起源が「わが国にあり」と発明権を主張する国はいまだない。
コンドームの起源は古代エジプトまでさかのぼる。