(写真はイメージです)

「パンデミックとロックダウンのせいで、仕事を見つけるのはほとんど不可能です」──レバノンのベイルートに住む薬剤師のアヤさんが、働きたくても働けない苦しい状況を訴える。コロナ禍によって就職難に陥っている世界各国の女性たちの声を、英BBCが動画ニュース(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65733)で伝えている。

 新型コロナウイルスのパンデミックは世界中の雇用情勢にも打撃を与えている。特に、30代以下の若者が影響を受けているという。

 国際労働機関(ILO)の推計によると、15~24歳の6億人以上が仕事をしていない。中でも、若い女性が最も大きな影響を受けている。

 BBCのジェンダー&アイデンティティー担当編集委員が、各国の求職中の女性たちに話を聞いた。登場するのは、レバノンの薬剤師・アヤさん(20代半ば)、ケニアの都市スラムで暮らすステラさん(19歳)、そして線繊筋痛症という慢性疾患があるイギリスのケイトリンさん(24歳)。新型コロナが世界の経済と社会に大打撃を与え、そのしわ寄せが若者たちに及んでいる状況が浮かび上がる。