「ロシアは自国の経済やコロナ対策でジレンマを抱えることになるだろう」──アメリカのジョー・バイデン大統領がロシアへの“思いやり”と歩み寄りの姿勢を見せた。英BBCが、バイデン大統領の記者会見での発言を動画ニュース(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65674)で伝えている。
BBCによると、バイデン大統領は6月13日、新型コロナウイルスやサイバー犯罪、紛争解決などの問題でアメリカが「ロシアと協力する」ことは可能だと述べた。
バイデン氏は、イギリス南西部コーンウォールで3日間開催された主要7カ国(G7)首脳会議の閉幕後、ニューキー・コーンウォール空港で記者会見した。バイデン氏は「ジレンマを抱えるロシアと、我々が協力し合える課題はたくさんある」と発言。
バイデン氏はこの後、ロンドン経由でウィンザー城を訪れエリザベス女王と会談した後、14日に開かれる北大西洋条約機構(NATO)加盟国の首脳会議に出席するため、ベルギー・ブリュッセルへ移動した。
バイデン政権の発足以来、初となる米ロ首脳会談が6月16日、スイス・ジュネーヴで予定されている。