ロシアにおけるワクチン接種の状況
日本でも報じられているように、ロシアは他の国よりいち早く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用のワクチン「Sputnik V」を開発、政府が承認した。
2020年12月には国民向けの接種が始まり、2021年2月にはウラジーミル・プーチン大統領の大統領令でロシア国内の大規模ワクチン接種が始まった。
英オックスフォード大学の「Our World in Data」によれば、5月3日現在、ロシア国内で約770万人が2回のワクチン接種を受けている。
ワクチン接種を受けた人口数では世界第7位であるが、これはロシア国民の5.3%にとどまっており、ワクチン接種を受けた国民の割合ではロシアは第12位である。
ロシアにおけるCOVID-19 パンデミックの状況
世界におけるCOVID-19のワクチン接種(2回)を受けた人口(百万人)
COVID-19のワクチン接種(2回)を受けた国民の割合(%)
ロシアではCOVID-19向けに現在4種類のワクチンが開発され、承認されており、国内のすべての接種希望者に接種機会が与えられている。
特に最初に開発・承認されたSputnik Vは海外展開にも力を入れており、「ワクチン外交」を通じて 世界のウイルス感染拡大停止に貢献している。