20歳になった今も、泳ぎ続けていますか。走り続けていますか。

 安本さんや小田さんのように、強じんな体と心を持つ人間に成長していますか。

 ふるさとを代表するような鉄人になることができましたか。

 そして、何より、苦しい戦いの中でも「がんばります」「ありがとうございます」と感謝の言葉を言える、心の深い人間になっていますか。

 ぼくの町では、今年からトライアスロンの大会が行われるようになりました。

 父がボランティアで参加し、ジュースやバナナをバイクの選手に渡していました。

 その父のそばで、選手たちの息づかいを感じながら応援することができました。

 地元の鉄人と言われる安本さんや、水泳のコーチをしてくれている小田さん。

 そして自分の限界に挑戦している他の選手にも、「がんばって」と声援を送ると、「がんばります」「ありがとうございます」などと声を返してくれ、疲れているだろうにすごいなぁと心で感じながら、とてもうれしかったです。

 この時、ぼくの中で、温かくそして太いものが、ゆり動かされたのです。

 これまで習ってきたあまり好きでなかった水泳もがんばり、中学生になったら陸上部に入り、長いきょりでも早く走れるように、長きょり走をがんばっていきたいです。

 そして、20歳でトライアスロンに挑戦できるよう、一歩一歩前進していきます。

これまでの連載一覧:https://jbpress.ismedia.jp/search?fulltext=%E4%BB%8A%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%93%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B9