4.空母は韓国ソウルからの脱出用

 半島有事では、次のことが必要となる。

①韓国が南北の軍事境界線を越させないために、障害物を増設し、あらゆる火器の火力を北軍に向け、南侵をくい止める。

②ミサイル・ロケットの攻撃を受けて多くの犠牲が出ても、坑道陣地で耐えられるように準備する。

③攻撃をくい止めてから、米韓連合軍で反撃に転じる。

④平壌や元山などの主要都市をミサイル攻撃する。

 日韓関係が良ければ、在韓米軍戦闘機はいったん日本に避難し、日本からの出撃も可能、兵站支援も受けられる。

 関係が悪化していれば、「支援をやめろ」コールが起こる。

 現実には、南北軍事境界線付近の障害や監視所の一部が、南北の合意により取り除かれている。

 北は第8回党大会でも、韓国は南北合意を守れ、米国は敵対行為をやめろと言った。

 韓国が、北の主張を受け入れてこれを完全に守れば、障害はなくなる。また、米軍との共同演習をやめれば、軍は弱くなる。

 そして、在韓米軍がいなくなれば、北の機動軍団や戦車軍団が、ソウルに向けて突進し、北軍がなだれ込むだろう。

 こうなると、ソウルの漢江以北は一気に占領されてしまう。

 このように、北軍の南北境界線の突破を許して、領土を占領されてしまえば、空母艦載機からの航空攻撃を行っても、占領された既成事実を覆すことはかなり難しい。

 だが、韓国軍や在韓米軍司令部は、ソウル南方の平沢にあるので、北による電撃戦で、早期に陥落することはない。

 このとき、ソウルにいる文在寅政権内部の者たちは、ソウルを見捨て空中機動師団のヘリやこの空母を使って離脱するのか。

 赤化統一を掲げ、軍事力を増強する北に対して、韓国の独立を保つには、北の第8回党大会に騙されない、北の侵攻を許さない、米韓同盟を確実なものにしておくことだ。

 半島有事には、日本の支援が必要なことは目に見えている。

 韓国は、分離され孤立する道を進むのではなく、米韓同盟を強化し、米韓軍がそれぞれの役割を担うこと、日本との相互理解を進めることが必須である。

 韓国が孤立して弱体化していけば、北の軍事力によって統一されてしまう。そうすれば、北の収容所に入れられるか、金委員長の奴隷にされてしまうかだ。

 韓国は今、目を覚まさないと手遅れになってしまう。韓国が分離され孤立して喜ぶのは、金正恩委員長だ。