チュニスに帰る前に、少し寄り道をします。来るときに電車の窓から見えた町並みが気になっていたのです。チュニスとシディ・ブ・サイドのちょうど中間地点にある住宅地の駅で降りました。
なんとなく視線を感じてふと見上げると、猫がいました。この町で最初に出会った猫は福々しい表情をしていました。これは幸先がいいぞ、散策するのがたのしみだなと思いました。
目の前を横切る猫がいました。とても複雑な模様の三毛です。
その三毛についてゆっくりと歩けば、またも三毛猫が登場。顔が似ているので、2匹は血のつながりがあるのかもしれません。
三毛猫がさらにもう1匹。
この町は三毛猫が多いのでしょうか? そんなことを三毛猫に話しかけていると、おばあさんが家の中からこたえてくれました。「家族」というフランス語が聞き取れました。猫は、おばあさんの家族であると同時に、猫たち同士も家族なのだろうと想像しました。