「次、困らないしくみをつくり、都農町を圧倒的なまちにしたい」と語る河野正和町長(右、左は筆者)

 僕が都農町への移住を決めた最大の要因、トップリーダーである都農町の河野正和町長の魅力。

(前回の記事はこちら「ふるさと納税原資に町の大改革に着手、都農町」https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/61102

 今回は、日々の打合せの延長上で、インタビュー形式でこれからの都農町のまちづくりについて町長と話しました。

都農モデルをつくりたい

河野町長 これまでの10年で、道の駅やふるさと納税など、所得を増やすしくみをつくり、お金の目処は立つようになりました。

 これからの10年は人材です。

 農業振興やまちづくりは“やるやる詐欺”、住民は役場に“やれやれ”だけ。「あぁすればいい、こぉすればいい」という評論家、能書きだけ言う人は多いが、実際に動くプレイヤーが圧倒的に不足していました。

 これから必要なのは人材です。みんなの誇りにつながる議論をしていかなければなりません。

 いろいろな町の町長たちと話しますが、どんなに小さな町でもそれぞれ歴史や文化、特徴は違います。

 どこかを真似するのではなく、都農町ならではのまちづくり、「都農モデル」をつくる必要があります。