(五十嵐 悠紀:明治大学総合数理学部 専任准教授)
大学も新型コロナウイルスの影響を大きく受け、私の所属する明治大学でもオンライン授業を余儀なくされています。ところが、これがやってみると案外おもしろいことがわかりました。
どんなオンライン授業が行われているのか、楽しそうなものをいくつかご紹介しましょう。みなさんもきっと授業を受けてみたくなりますよ!
ちなみに、明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科(http://www.fms-meiji.jp/)は、学生さんそれぞれに「こんなものがこれから世の中には必要ではないか」「こんな仕組みや体験を創れたらおもしろいのではないか」という想いからスタートし、そのために必要となる「発想力」と「技術力」を数理科学の考え方をベースにしながら多彩なカリキュラムを通じて磨いていく。そんな学科です。
学生にウケた「2台のドローンで撮影」
学生さんに聞いたところ、宮下芳明先生の「総合数理概論」が特に人気が高かったです。「宮下先生の総合数理概論はぞくぞくした!」「おもしろかった!」という感想が寄せられました。
この講義、大学キャンパスのホールでドローンを使って空撮した動画なのです。自動追尾機能がついてるので、ホール内を歩き回る先生を追いかけて映像を撮ってくれます(記事冒頭の写真)。
宮下先生によると、「そのドローンに撮影されながら、もう一台ドローンをジェスチャーで飛ばし、ドローンが映り込んだドローン自撮りを撮影した」そうです。学生さんがこのホールで授業を受けている通常の状態では、ここまでホール全域にドローンを飛ばすなんていうことはできないわけで、誰もいないホールを逆手にとった画期的な動画です。当日の学生さんたちの盛り上がりはこちらのTogetterで見られます(https://togetter.com/li/1512018)。
さらに、楽しそうに撮影の練習をする宮下先生の動画はTwitterで見られます(https://twitter.com/HomeiMiyashita/status/1261294397083152385)。