何度も薬物に手を出す息子を信じ続ける父親
『ビューティフル・ボーイ』は音楽ライターの父と、かつてはドラッグ依存症で現在は脚本家である息子、それぞれが書いたノンフィクション2冊が原作となっている。
フリー・ライターのデヴィッドは息子のドラッグ依存症を理解したいと、カウンセリングを受ける。幼い頃は手のかからなかった自慢の息子。再婚相手との子どもにも優しく、良き兄であったはずの息子がなぜドラッグにハマってしまったのか。更生施設に入れ、一度は止めるといっても禁断症状を起こし、またすぐ薬に手を出してしまう。その繰り返し。それでも父は息子を信じ続ける。
もし、自分や家族が同じ状況になってしまったら、どうするだろう。心身ともにボロボロになっていく父子に思いを重ねる衝撃のドラマ。
『LION/ライオン 25年目のただいま』はインドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthで故郷を探し出したという奇跡の実話を映画化した作品。1986年、インドのスラム街出身の少年サルーは停車中の電車に乗り込み、居眠りしてしまい、家から遠く離れた大都市カルカッタまで来てしまう。幼い彼は帰り道どころか、自分がどこから来たのかさえわからなかった。その後、養子に出された彼はオーストラリアで成長。25年後、サルーは恵まれた生活を送りながら、実家と母親のことが忘れられずにいた。ニコール・キッドマン演じる養母の無償の愛に感謝しながらも、それでも本当の親に会いたかったサルー。「親とは?」「血のつながりとは?」と考えさせられる。
これから先、家族みんなで過ごせる時間がどれだけあるだろう。この機会を大切に。一緒に観た映画が忘れられない体験となりますように。
#STAYHOME
『はなちゃんのみそ汁 』(2015)
<キャスト>広末涼子 滝藤賢一 一青窈
<スタッフ>監督・脚本:阿久根知昭
『ぼくたちの家族』(2013)
<キャスト>妻夫木聡 原田美枝子 池松壮亮 長塚京三 黒川芽以 ユースケ・サンタマリア 鶴見辰吾 板谷由夏 市川実日子
<スタッフ>監督:石井裕也
『幸せへのキセキ』(2012)
<キャスト>マット・デイモン スカーレット・ヨハンソン トーマス・ヘイデン・チャーチ パトリック・フュジット エル・ファニング ジョン・マイケル・ヒギンズ
<スタッフ>監督:キャメロン・クロウ
『ビューティフル・ボーイ』(2018)
<キャスト>スティーヴ・カレル ティモシー・シャラメ モーラ・ティアニー エイミー・ライアン ケイトリン・デヴァー
<スタッフ>監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン
『LION/ライオン 25年目のただいま』(2016)
<キャスト>デヴ・パテル ルーニー・マーラ デヴィッド・ウェンハム ニコール・キッドマン サニー・パワー アビシェーク・バラト プリヤンカ・ボセ タニシュタ・チャテルジー ナワーズッディーン・シッディーキー ディープティ・ナバル ディヴィアン・ラドワ サチン・ヨアブ パッラヴィ・ シャルダー アルカ・ダス
<スタッフ>監督:ガース・デイヴィス