こんにちは、世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回は台湾。猫でいっぱいの「侯硐猫村」と、ランタンで有名な観光地「十分(シーフェン)」に出かけます。

 猫村がある侯硐(ホウトン)は、台湾の首都、台北の東約35kmに位置しています。台北駅から鉄道で1時間弱で行くことができます。

 侯硐駅前の広場のど真ん中で猫が熟睡していました。近づいてそっと写真を撮ると、小さなノビをして、寝返りを打ちました。

 侯硐は、炭鉱の村として栄えていたところで、駅前広場のすぐ近くに炭鉱時代の名残があります。いまでは廃墟と化していますが、そこにものんびりと過ごす猫たちの姿がありました。

 初めて会う猫同士が挨拶をしています。右側の猫は、胴輪をつけて紐でつながれていました。

 飼い主さんの若い女性によると、月に一度くらい、休みの日にキャリーバッグに入れて、台北から鉄道で来るそうです。マンションの1室に猫1匹と暮らしているので、ここを訪れれば自分も飼い猫もとてもリフレッシュできると話してくれました。

 猫村には犬や猫を連れて入れないのですが、駅前の広場に猫がたくさんいるからとても満足している、とも話してくれました。