村を歩いて行くと、5メートルおきに猫がたたずんでいる場所がありました。

 こちらの猫は、リードでつながれていました。ひと月前に帰ってこない日があり「心配で眠れなかった」ので、それからリードをつけるようにしたのだそうです。この黒猫が、大きな声で鳴いていたのは、リードから解き放たれて遊びに行きたかったからでしょうか。

「夏には、毒蛇が出没します。みなさんご注意ください」。怖い・・・。猫が注意を促してくれました。

 視線を感じて見上げると、猫がいる! というのも侯硐猫村の醍醐味です。屋根の上から仏頂面をして、「歓迎しないよ」というオーラを発している猫くん。この村では、珍しい「無愛想」タイプです。