中道連合でサンダース氏沈む
ミシガン州など6州の予備選が行われた「ミニ・スーパーチューズデー」で中道派のジョー・バイデン前副大統領が左派バーニー・サンダース上院議員を圧倒した。
何やら7月の党大会を待たずに「スリーピー・ジョー」*1(お眠りジョー)がドナルド・トランプ大統領の対抗馬になりそうな風向きになってきた。
*1=ドナルド・トランプ大統領はあだ名をつける名人だ。「スリーピー・ジョー」とはバイデン氏のこと。ちなみにバーニー・サンダース上院議員を「クレイジー・バーニー」と命名している。
サウスカロライナ州予備選で眠りから目覚めた「スリーピー・ジョー」は、スーパーチューズデーでギヤをトップに上げ、3月10日の「ミニ・スーパーチューズデー」では脱兎のごとく走り出した。
中国・武漢発の新型コロナウイルスが米全土に吹き荒れる最中行われたミシガン、ワシントン州など6州予備選。
バイデン氏もサンダース氏も最後の訴えをするべき集会をキャンセル。勝利演説にも熱狂的な支持者たちの姿はなかった。
カリフォルニア州に次いでニューヨーク州も非常事態宣言を発動、全米で一番死者の出ているワシントン州では投票所に行かずに投票前投票を郵便やオンラインでする人が目立ったようだ。
武漢発のウイルスの猛威は米民主主義の根幹である選挙にも大きな影響を与えた。
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