2050年の世界半導体市場の再予測

 2010年から2020年にかけて、1125億ドル増加するという当初の予測は10%上方修正された。この結果を基に、2050年の世界半導体市場を再予測してみよう(図5)。

図5 世界半導体市場の再予測

 まず、図4から、半導体の出荷個数は、1991年から2018年にかけて毎年平均310億個ずつ増加していると算出できる(8年前に計算した250億個よりも多くなっている!)。そして、ここ数年の半導体の平均販売価格は0.48ドルとなっている(8年前の0.43ドルよりもやや値上がりしている)。したがって、世界半導体市場場は、毎年平均で310億個×0.48ドル=約150億ドルずつ増大することになる。

 8年前は、10年ごとに1125億ドルずつ増加して、2050年に7500億ドルになると予測した。しかし、2020年以降は、10年ごとに1500億ドルずつ増加していくことになる。すると、世界半導体市場は、2050年には9000億ドルを超えることになる。

 加えて、この10年間で世界半導体市場の増加分は10%上方修正されたわけだから、今後も10年間で10%ずつ上方修正され続けていく、と仮定してもいいかもしれない。この仮定を取り入れると、2050年に世界半導体市場は約1兆3000億ドルになると予測できる。

 半導体は、PC、スマホ、各種デジタル家電、クルマなど消費財だけでなく、IoTが本格普及するために世界中が半導体付のセンサで覆い尽されることになる。次世代通信5Gの普及も半導体市場の拡大に一役買うに違いない。したがって、世界半導体市場は我々の予想以上に成長を続けるだろう。