先に結論を言ってしまうと、2010年から2020年にかけて、筆者の予測は、約10%上方修正された。この結果を基にすると、2050年に世界半導体市場は9000億ドルを超えると予測される。さらに、10年ごとに10%ずつ上方修正されていくと仮定すれば、2050年の世界半導体市場は約1兆3000憶ドルになると予測できる。筆者は、後者の方になると期待している。

 以下では、まず、8年前に、世界半導体市場が10年ごとに1125億ドルずつ成長し、2050年に7500憶ドルに成長すると予測した根拠を簡単に振り返る。

2011年に行った2050年の世界半導体市場予測

 2050年に世界半導体市場が、約3000億ドルだった2010年の2.5倍の7500億ドルになる(図1)と予測した根拠は次の通りである。

(1)過去の30年のデータから、先進国および新興国では1年間に1人当たり、それぞれ150ドルおよび75ドルの半導体を消費しているという計算結果が得られた。

(2)2010年から2050年にかけて、世界人口は70億人から90憶人に増える。その内訳として、先進国の人口は10億人から30億人に増加し、新興国の人口は20億人から40億人に増えると予測されている。

図1 2050年までの世界半導体市場の成長予測
(出所:実績値はガートナーおよびWSTSのデータ)

(3)図2から、先進国の人口は10年で5億人ずつ増大し、新興国の人口も10年で5億人ずつ増えることが分かる。

図2 2010年から2050年にかけての世界人口動態