ついに50%超え、80歳で20本の歯を保つ方法とは

日本人の歯、歯周病関連は悪化の傾向も

2019.11.22(Fri)漆原 次郎

 さらに、「進行した歯周病のある人の率」も、ここ3回の調査では、ほぼすべての年齢層において直近の2016年調査で最も高くなった。

 中園氏は、「このように、状況が改善した項目も悪くなった項目もあることから、たとえば、ライフステージや歯科疾患など、特性を踏まえた上で、それぞれの地域特性に応じた、効果的・効率的な歯科口腔保健に関する取り組みの推進が必要であると思います」と話す。

 データ分析などによる相関関係や因果関係の解明や公表も待たれる。

生活習慣の改善も「8020」につながる

「8020」は社会として率を高めていく目標であるとともに、一人ひとりが達成すべき目標ともいえる。自身の「8020」に向けて、心がけるべきことはどんなことか。

「まずは、虫歯や歯周病にかからないよう、予防が大切です。これらの歯の病気は、食事や毎日の歯磨き、喫煙などとも関連するので、生活習慣の見直しも重要です。そして、毎日の歯磨きに加えて、定期的に歯科健診や歯科保健指導を受けることや、かかりつけの歯科医を持つことも大切であると思います」(中園氏)

 国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針である「健康日本21(第2次)」などには、「歯の喪失防止」の目標もある。2022年の時点で「40歳で喪失歯のない者の割合」を75%とすることや、同じく「60歳で24歯以上の自分の歯を有する者の割合」を80%とすることだ。

 これらは社会として取り組む目標である。だが、これらを自分の「8020」への道のりの中間目標にしてもよいかもしれない。現時点では、日ごろの地道な取り組みの積み重ね以外の「近道」はなさそうだ。

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