食品ロスの解決にも! 新技術が食の世界を開く

食の専門展に技術革新と創意工夫を見る

2019.09.20(Fri)漆原 次郎
液体の水など常温のものを、あっというまに凍結させる方法とは? 食品の製造・加工をめぐる技術の日進月歩が、食の専門展では感じられる。

 9月11日から13日、東京・青海の東京ビッグサイト青海展示棟で、「食」関連の6つの専門展が同時開催された。食品メーカーや飲食店など企業向けの展示ブースが揃い、さながら「業界」の雰囲気が漂う。

 そうした中、「かゆいところに手が届く」ような製品を、技術力などで世に出していることがうかがえる展示ブースがあった。3つほど紹介したい。

エタノールで一気に冷凍し「生」を保つ

 この展示会は「フードシステムソリューション」(同実行委員会主催)、「フードセーフティジャパン」「フードファクトリー」(いずれも食品産業センターと日本食品衛生協会主催)、「フードディストリビューション」(食品産業センターと日本加工食品卸協会主催)、「フードeコマース」(食品イーコマース普及協会主催)、「SOUZAI JAPAN」(日本食品衛生協会主催)の6つの専門展で構成されるもの。出展者数は350社超にのぼった。

 情報通信技術を駆使した製品も多く展示される中、いまも装置、材料、道具といった素手で扱う製品が、食の業界を支えている。

 冷凍システムなどの製品を手がけるテクニカン(横浜市)と、酒類・食品卸売業の伊藤忠食品(大阪市)が共同で展示していたのが、「液体急速凍結機 凍眠(とうみん)ミニ」。テクニカン代表の山田義夫氏と、パティシエの辻口博啓氏が立ち上げたティーカンパニーから2019年6月に発売された。肉や魚からケーキクリームまで、さまざまな食材を急速冷凍させる。

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