「あの子たちが犠牲になったこの出来事を通して、交通事故を取り巻く理不尽な現実を社会に知ってもらい、一件でも事故を減らすことができれば・・・」
国会でも悪質なあおり運転罰則強化に向けた対策が
2017年、東名高速道路であおり運転の末、停止させられたワゴン車の夫婦が後続のトラックに追突されて死亡するという事故が発生しました。
この件では、停車後に発生した事故であったにもかかわらず、横浜地裁が「自動車運転処罰法」には規定のない「危険運転致死傷罪」の成立を認め、懲役18年の刑が確定しています。
この判断は極めて異例だったため、注目を集めましたが、悪質運転による大半の事故は今も「過失」として処理されているのが現状です。
「あおり運転」や「ながらスマホ」が社会問題化する中、世間からは重大事故を抑止するために、悪質運転に対する厳罰化を求める声が高まっています。
それを受けた自民党は、8月27日、「交通安全対策特別委員会(委員長・平沢勝栄氏)」を開き、道路交通法などの罰則強化を視野に入れた協議を始めるそうです。
これ以上被害者を生まないためにも、ぜひ党を超えた連携を図り、無法者の「悪質ドライバー」を排除する対策を講じていただきたいと思います。