(文:コーチ・エィ 桃枝孝一郎)
ユーモアは、できるリーダーの必須要件だ。
エグゼクティブ・コーチングや会食などで経営者やリーダーにお会いする中で、たびたび思うことです。
辞書によれば、ユーモアとは「人の心を和ませるようなおかしみ。上品で、笑いを誘うしゃれ。諧謔(かいぎゃく)」とあります。
首脳会議での歴代首相にはない突飛な発言や、国会での野党との掛け合いが「劇場」と表現された小泉純一郎元首相。
ジョーク担当スピーチライターとしてデビッド・リットという若者を付けていたオバマ前大統領。
「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである」と、Twitterでの髪型の指摘に返信したソフトバンク孫正義氏。
箱根駅伝を四連覇した青山学院大学原晋監督は、試合前に緊張する選手たちを前に、「小澤征爾さんの指揮のようにパッパッパッと締めて、あとは『あの鐘を鳴らすのは』お前たちだ」と和田アキ子さんの歌にかけて焚きつけたそうです。
ユーモアは何を生むのか?
皆さんの周りにも、いないでしょうか?
・大勢の前で笑いを誘いながら思いを話すリーダー
・ちょっとした一言で、重たい会議の空気を一瞬にして変えてしまうファシリテーター
・商談は楽しい話ばかりなのに、なぜか成績がいい営業マン
ユーモアには、どんな効果があるのでしょうか?