「中国ではさすがに外国の高級車で大学に通うわけにはいかないけど、米国なら誰の目を気にすることもないしね」(同大学に通う普通の中国人留学生)

「不届きな共産主義者のガキはキャンパスから追い出せ」

 「ロサンゼルス・タイムズ」の報道に米一般読者からの投書やブログが殺到している。

 そのうち最も過激なブログを紹介しておこう。同州ウォルナット・クリーク在住の「ビル・ハニー」氏は怒りをぶつけている。

 「わが州民が誇りとするカリフォルニア大学の存在意義はなんなのだ」

 「共産主義者の中国人のガキを教育することじゃないだろう。不届きものはキャンパスから追い出せ」

 「世界第2位の経済大国だと豪語するなら中国は自分のガキぐらい自分で教育したらいいじゃないか。それが道理というもんだ」

 「わが州民は奴らのカネなどいらないし、『Diversity』(民族的多様性)も必要とはしない。米国民を雇用し、癒し、教育を授けよ」

 「カリフォルニア大学の総長はジャネット・ナポリタノとかいう同性愛主義者のクリントンの子分。アメリカを憎んでいる女だ」

 「リベラル派が手をつけるとろくなことはない。すべてが壊れる。神と家族とわが祖国に栄光あれ」

 米国内の一部に依然根強く残っている中国人に対する偏見が今回の報道で一気に爆発したようである。