子供たちが大人になってあざ笑うのは誰?
カリフォルニア大学バークレイ校の政治学教授の一人は本書についてこうコメントしている。
「オリゲン、ゴラン両氏は『ナーサリーライム』という形式を借用して、トランプ氏についてこれまで明るみに出てきた同氏の生きざま、政治スタンス、しがらみ、精神構造、そして醜聞や疑惑についてすべてを網羅している」
「風刺本としても天下一品だ」
「その一方で、もし、この本を寝る前に親に読んでもらった子供たちは自分たちの大統領はこんな人間?と子供心に忘れがたいイメージを持ってしまうと思うと、ちょっと恐ろしい気がする」
「大人たちがトランプ氏を大統領に選んだ罪の重さは計り知れない」
この本を読んで聞かせてもらった子供たちがこれから10年後、20年後、大人になった時、あざ笑うのは、何もトランプ氏だけではない。
そんな大統領を選んだ、その時代の有権者たちもあざ笑われるのだろう。