ベッドタイムに読んでもらう「グッドナイト・ムーン」
物心ついた子供たちが夜寝る前に母親や父親にベッドで読んでもらう本のことを「Book before bedtime 」という。
その中で一番ポピュラーなのは、マーガレット・ワイズ・ブラウン氏が書いた絵本「Goodnight Moon」(グッドナイト・ムーン=お月様おやすみなさい)だ。
米国生まれ、米国育ちの人で、この本にご厄介にならなかったものはいないはずだ。1947年に初版が出てから圧倒的な人気を誇っている。
その絵本の書き出しはこうだ。
広いグリーンのお部屋(In a great green room)
受話器が一台(There was a telephone)
赤い風船が一つ(And a red balloon)
そしてお月様を飛び越える牛のモーさん*1の絵(And a picture of --- The cow jumping over the moon)
*1=英米でポピュラーな童謡「へイ、ディドル・ディドル」に出てくるライム(押韻詩)の一節。
「グッドナイト・トランプ」が登場
表紙も装丁もこの「グッドナイト・ムーン」をそっくり真似たパロディが11月13日に発売され、大人の間で回し読みされている。
特に民主党支持者のリベラル派のミレニアムに受けているらしい。
筆者の知人で地方公務員の白人女性は、「面白いことこの上ない。特にトランプ嫌いの連中はおなかを抱えて笑ってるわ」と言って貸してくれた一冊の本。