安全なはずの超豪華高層ビルで事件が発生。なかに取り残された家族を救出するため、父親がたった1人で立ち上がり、命がけでテロリスト集団との闘いに挑む。
次々とヒットを飛ばしているロック様ことドウェイン・ジョンソンの最新主演作はあの懐かしの『ダイ・ハード』を思わせるストーリー。それでいて、劇中には時代差を感じさせる表現がちりばめられており、『ダイ・ハード』を知る世代には、ちょっぴり寂しい気分にさせられる。
「名前だけで観客が呼べる」ドウェイン・ジョンソン
いまやプロレスラーのザ・ロックというより、ハリウッド・スターのドウェイン・ジョンソンの方が知られた名前だろう。『ワイルド・スピード』シリーズの世界的ヒットをはじめ、日本でもこの4月と5月に『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』『ランペイジ 巨獣大乱闘』と主演作が続けざまに公開されたばかり。かつてのハリウッドにはブルース・ウィリスはもちろん、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルヴェスター・スタローンといった数々のスターが存在し、続々とエンタメ映画が作られたものだが、最近は名前だけで観客を呼べるのはこのドウェイン・ジョンソンくらいではないかと言われている。
全米最大のプロレス団体、WWEの大スター。こんな屈強な男が「お父さん」なら、テロリストなんて、束になってもかなうはずがない。